結婚相談所は障がい者・持病持ちでも活動できる?

監修者
細川佑太朗
オンライン結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。
年間400人以上の婚活をサポート。日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する4,211社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2022年・2023年の4期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数4,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
ほそゆうのプロフィール

・結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。2022年前半は男女130人以上をサポート
・【登録者1600人突破】Youtubeチャンネル「ほそゆう婚活ちゃんねる」
・経歴:東北大→NTTデータ→大手コンサルファーム→婚活サービス企業経営


結婚相談所は入会審査や規約が厳しいことが特徴であるため、「障がい者や持病持ちでは入会や活動ができないのでは?」と不安になる人も多いですよね。

障がい者や持病持ちの人にとって、結婚相談所での婚活はハードルが高いように感じられるかもしれません。

結論からお伝えすると、結婚相談所によって障がい者・持病持ちの婚活規約については異なります

まずは結婚相談所に相談して、しっかりと活動をサポートしてくれるところを選びましょう。

今回は、障がい者・持病持ちでの結婚相談所での活動について紹介します。

目次

障がい者・持病持ちでも入会できる?

障がい者や持病持ちの人は、結婚相談所に入会できるのか悩みますよね。

これは結婚相談所によって異なるので、一概に「入会できる」「入会できない」とは言えません。

入会可能なとこともあれば、障がいや持病の度合いに応じては入会審査が通らないこともあります。

結婚相談所には【心身ともに健康であること】という規約があるので、それに該当しないことになるのです。

ただし結婚生活や仕事に支障がないのであれば、入会して活動しても問題ないとしている結婚相談所もあります。

結婚相談所には申告する

結婚相談所の入会審査には、各種証明書の提出が必要です。

ただし健康診断の結果などの提出義務はないため、健康であることを証明することはありません。

しかし結婚相談所には【心身ともに健康であること】という規約があります。

結婚相談所には結婚生活に問題のない人を紹介する義務と責任があるのです。

そのため障がい者や持病持ちであることは、隠さずに申告しなければならないと心得ておきましょう。

まずは問い合わせをする

障がい者や持病持ちの人は、結婚相談所に入会できないこともあります。

しかし障がいや持病があるからといって、結婚を諦めることはありません。

まずは結婚相談所に電話をして、自分の障がいや持病で入会できるかを問い合わせします。

そこで入会可能であれば、無料カウンセリングでサポート体制などを詳しく聞いてください。

障がいや持病の度合いによっては、障がい者向けの結婚相談所のほうが良いこともあります。

ただし障がい者向けの結婚相談所は会員が少ないので出会いも少ないです。

自分が婚活するために適切な場所をしっかりと見極めて考えてみましょう。

注意事項

結婚相談所では、心身の健康を証明するものはありません。

しかしカウンセリングでは、カウンセラーから口頭での確認が入ります。

そこで現在も通院・服用などで治療を継続していることがあれば、必ず申告をするようにしましょう。

完治している病気であれば伝える必要はないですが、それによって結婚生活に影響が出ることがあれば申告の義務があります。

たとえば「病気は完治したけれど、子どもが望めない体になってしまった」という場合、結婚生活において重要なことなのでカウンセリングの時点で申告するようにしてください。

障がい・持病があって入会して本当に活動できる?

結婚相談所に入会して活動ができるのか…というと、これも結婚相談所によって異なるでしょう。

入会できてもサポートしてくれなければ、お見合いをすることすらできなことがあります。

障がい者や持病持ちの人への明確な規約やルールがあるわけではないので、事前にサポート体制や活動方法について相談するようにしてください。

ウェルスマはオンラインで完結するので、体が不自由な方の相談も自宅からビデオ通話で実施することが可能です。

また聴覚障害がある方には、LINEを駆使してサポートしています。

障がい・持病のことはプロフィールに記載するべき?

障がいや持病のことは、プロフィールに記載しなければいけないという義務やルールはありません

重大な個人情報という観点から、多くの人の目にさらされることは避けたいという人もいて当然です。

プロフィールに記載するかどうかは、カウンセラーとの相談で決めていきましょう。

プロフィールに記載する場合

プロフィールの項目には、基本的には障がいや持病を記載する欄がありません。

そのため自己PRかカウンセラーのコメントの欄に障がいや持病について記載することになります。

記載内容は【病気で通院中ですが生活や仕事に支障はありません】などとしますが、障がいや持病の度合いによっても異なるのでカウンセラーと決めていきましょう。

もしプロフィールへの記載はしたくないけれど、お見合いをする前に知っていてほしい場合は「問い合わせ事項あり」と入れておきます。

この記載は会員は見ることができず、カウンセラーのみに表記されるものです。

お見合いを設定する前に、お互いのカウンセラーが情報共有をして会員に知らせることができます。

プロフィールに記載するメリット&デメリット

メリット

プロフィールに記載することで、「理解を得た人」のみと会うことができます。

会ってから断られるよりも要領や効率が良く、また傷つくことも減らせるところはメリットでしょう。

デメリット

デメリットとしては、プロフィールに記載することで申し込みの数が減ることです。

相手は条件だけを見てお見合い相手を選ぶので、少しでもマイナスなことがあれば候補から外れてしまいます。

プロフィールに記載せずに数回会い人柄を知ったうえで話すことで、受け入れてもらえるケースもあるでしょう。

どのタイミングで障がいや持病持ちであることを伝える?

プロフィールに障がいや持病を記載するのも一つの方法ですが、やはり相当のハイスぺでない限りは興味や関心を持ってもらえません。

ただ条件だけを見ているので、障がいや持病はマイナスな印象を与えてしまいます。

プロフィールに記載しない場合は、真剣交際に進む前の仮交際中に伝えるのが良いです。

条件だけではない人柄を知ることができるので、興味や関心も強くなります。

そこで障がいや持病を伝えることで、相手の考え方も変わるでしょう。

もちろんダメになれば悲しいですが、それは障がいや持病がなくても起こり得ることです。

あまりマイナスにならずに、しっかりと自分をアピールして後悔のないように過ごしてください

障がい・持病は不利になる?

障がいや持病があると、残念ながら婚活で不利になるのは事実です。

まったく同じ条件の人がいれば、健康な人が選ばれるのは当たり前のことでしょう。

結婚相談所では、年収・職業・容姿・学歴・年齢など、相手を「条件」から選んでいくようになります。

障がいや持病がプラス要素に働くことはないため、好意がない状態では断る要素になってしまうためです。

これから先の人生で、相手の障がいや持病と向き合うのは簡単なことではありません。

ただし結婚してから障がいや病気になることもあります。

また健常者であっても「いつか死ぬかも?」「子どもに遺伝するかも?」という不安は同じです。

失敗や不幸なことばかり考えていても仕方ないので、あまり負い目に感じすぎないことが大切になります。

積極的に障がいや持病持ちの人を選ぶ人はいないですが、素敵だと思った相手が障がいや持病持ちであれば乗り越えようと思うこともできるものです。

自分のアピールポイントをしっかり相手に伝えて、障がいや持病を超えられるようにしてください。

まとめ

障がいや持病持ちの人の結婚相談所での活動については、結婚相談所によってもさまざまです。

入会が可能でサポート体制が整っているところもあれば、そもそも入会審査に通らない場合もあります。

また入会できてもスムーズに活動が進まないことも多いため、自信をなくしてしまうこともあるでしょう。

しかし障がいや持病持ちであっても結婚を諦める必要はありません

自分が入会できる結婚相談所を選び、どんな活動ができるか相談してみてください。

そして自分にできることを精一杯しながら婚活を進めていくと良いです。

監修者
細川佑太朗
オンライン結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。
年間400人以上の婚活をサポート。日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する4,211社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2022年・2023年の4期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数4,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
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