結婚相談所で遠距離交際は可能か?成功させるポイント

監修者
細川佑太朗
オンライン結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。
年間400人以上の婚活をサポート。日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する4,211社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2022年・2023年の4期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数4,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。

結婚相談所で出会う人は、必ずしも近くに住んでいる人ばかりではありません。

遠距離に住んでいる人とお見合いをして、お互い相手に惹かれるケースもあります。

また結婚相談所でお見合いをした後に、さまざまな理由や縁から物理的に距離が離れてしまうこともあるでしょう。

一般的に遠距離恋愛はカップルにとってハードルが高いものですが、結婚相談所での遠距離交際は成功するものなのでしょうか。

そこで今回は、結婚相談所での遠距離交際について紹介します。

実際に遠距離交際を実らせたエピソードや成功させるポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

結婚相談所で遠距離交際とは?

結婚相談所に入会検討している人の中には、結婚相談所で遠距離交際をするイメージがない人も多いかもしれません。

マッチングアプリのようにネットでの出会いではないため、物理的に距離が近い人との出会いしかないように感じるでしょう。

しかし実際には、結婚相談所で遠距離交際をすることはめずらしいことではないです。

そこで最初に、遠距離の人とのお見合いが発生するケースや流れについて紹介します。

結婚相談所で遠距離交際が発生するケースとは?

結婚相談所で「〇〇支店」と複数の店舗を構えている場合、全国の支店の登録者とお見合いすることが可能です。

結婚相談所の専任カウンセラーは、いくつかの希望条件からお見合い相手を紹介します。

基本的には近くに住んでいる人の中から、希望条件に合う人を紹介していくでしょう。

しかし遠距離であっても他の条件が合致していれば、カウンセラーがお見合い相手として提案します。

また遠距離の人がプロフィールを見て気に入ってくれたことで、お見合いの問い合わせや申し込みが入ることも少なくありません。

物理的な距離の近さを重視しているのであれば、その時点で断っても問題ないです。

ただし遠距離でも良いと考えている人は、お見合いを受けてみると出会いの幅も広がります

結婚相談所で遠距離交際をする流れは?

結婚相談所で遠距離の人と出会うときは、お見合いの日程調整も簡単ではありません。

わざわざ遠くまで出向いて「全然想像していた人と違う…」ということになれば、時間も労力もお金も無駄になってしまいますよね。

そこで失敗しない遠距離交際の流れを紹介します。

  1. お見合い相手を紹介される(もしくは申し込みをする)
  2. オンラインでお見合いをする
  3. 対面デートをする
  4. 仮交際
  5. 真剣交際
  6. 電話やLINEで交流(月1回は会う)
  7. プロポーズをして成婚退会

遠距離の場合、基本的にはオンラインでのお見合いとなります。

帰省・出張と合わせてお見合いできる場合を除いては、わざわざ出向いてお見合いをすることはありません。

1~2時間オンラインで会話をして、お互いの価値観や情報などを確認していきます。

そこで印象が良ければ対面デートをして、仮交際→本交際へと進んでいく流れです。

遠距離であっても電話やLINEで交流をして、月1回は会うようにします。

真剣交際から約半年ほどは相手と関係を深めていき、最終的にプロポーズ→成婚退会となるでしょう。

結婚相談所で遠距離交際は可能?

「結婚相談所での遠距離交際」という言葉は、あまり聞き慣れないですよね。

結婚相談所であれば、近い距離にいるととの出会いしかないように感じるかもしれません。

しかし実際には、結婚相談所で遠距離交際は可能です。

結婚相談所では、登録している人の情報や紹介の範囲に地域の区切りはありません。

つまり結婚相談所に登録している人であれば、どこに住んでいる人でもお見合いを申し込むことができます

反対に遠方の人から、お見合いを申し込まれることもあるでしょう。

結婚相談所での遠距離交際は、通常の交際と比較すると成婚に至る割合が1~2割ほど低いです。

簡単なことではないのも事実ですが、一方で遠距離交際で成功している人がいるのもまた事実だといえます。

結婚相談所で遠距離交際するメリット

①出会いの幅が広がる
②住みたい地域に住める
③自分の時間を大切にできる

結婚相談所では、地域の幅を広げるだけ出会いの数が格段に増えます

出会いの幅や数が増えるということは、それだけ理想の人と出会える確率も高くなるでしょう。

また住みたい地域の人との出会いを探せば、将来はその地に住むことも夢ではありません。

さらに自分の時間を大切にしたい人にとっては、月1~2回ほどのデートや距離感が心地よく感じるでしょう。

結婚相談所で遠距離交際するデメリット

①会う時間の調整が難しい
②相手のことを理解するのに時間がかかる
③交通費がかかる

一般的な遠距離恋愛は、近距離から遠距離になるパターンが多いため、お互いのことを理解してから離れることになるでしょう。

しかし結婚相談所の遠距離交際は、遠距離からスタートするため相手のことを理解するのに時間がかかります

また会いたくても寂しくても物理的な距離を埋めることができません

愛を育むために会う時間を作っても、今度は交通費がかかってしまうので金銭面でも苦労するのです。

結婚相談所で遠距離交際を実らせたエピソード

ここからは実際に、結婚相談所で遠距離交際を実らせたエピソードを紹介します。

遠距離交際も視野に入れている人は、エピソードを参考にして考えてみてくださいね。

episode①東京⇔名古屋:出会いから3か月で成婚退会

S子さん(32歳女性)名古屋在住【結婚相談所入会から6か月】

現在仕事の都合で名古屋に住んでいますが、もともとは関東に住んでいたので実家は東京の近くにあります。

リアルでは名古屋の人との出会いしかないのですが、私は東京の人と結婚して地元に帰るのが夢でした。

そんな希望を結婚相談所のカウンセラーに伝えたところ、東京近郊に住んでいる男性の中から希望条件に合う人を紹介してくれるようになりました。

何人かとお見合いをして、素敵だった1人の人と対面デートをすることに!

とにかく価値観が合うようで、喜怒哀楽のタイミングが似ていて心地よい人

それから真剣交際に進み、電話やLINEを毎日のように重ねつつ、月1回は私が東京へ、月1回は彼が名古屋へ…と月2回のペースで会いました。

3か月ほどたった頃に彼からプロポーズをしてもらい、晴れて成婚退会に至りました。

今では念願の東京での暮らしをスタートさせています。

episode②神奈川⇔北海道:出会いから6か月で成婚退会

Y真さん(36歳男性)神奈川県在住【結婚相談所入会から8か月】

もともとは同じ関東圏内に住む相手と出会いたいと思い、結婚相談所でお相手探しをしていました。

しかし自分の理想とする女性に出会うことができずに、何度かお見合いをしても進展することができませんでした。

そんな時に専任カウンセラーの方から、「北海道の女性に素敵な人がいる」と聞いてお見合いを申し込みしました。

オンラインでお見合いをすると、自分の理想通りの人!

遠距離であることが大きな壁でしたが、彼女は引越してもいいと言ってくれていました。

真剣交際に進んでからは、頑張って1か月に1回会えるかどうか…。

お互いのことを深く知り合えるまでに6か月もかかってしまいましたが、北海道でプロポーズをして、ご両親にも挨拶をしました。

周囲の心配の声は多々ありましたが、しっかり理解してもらえるように話せば大丈夫です。

今は神奈川で生活を始めましたが、年1~2回は北海道にも行くようにしています。

結婚相談所で遠距離交際を成功させるポイント

遠距離交際から成婚するのは、通常の交際よりも成功率が低くなってしまいます。

「遠距離」であることのデメリットを感じさせないように、しっかり考えて真剣交際を進めていきましょう。

ここからは、結婚相談所で真剣交際を成功させるポイントを紹介します。

こまめにコミュニケーションをとる

遠距離交際では、とのかくこまめにコミュニケーションをとることが大切です。

会う回数や頻度が少ないからこそ、会えない時間に距離を縮めていかなくてはいけません。

たとえば「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などの挨拶LINEから、今日の出来事を電話で報告したり、ビデオ電話で会話をしたり…。

もちろん無理をしてコミュニケーションが苦痛になっては意味がないので、可能な範囲で連絡を取り合うようにしてください。

定期的に会う時間を作り大切に過ごす

どんなにコミュニケーションを取っていても、実際に会えなければ理解を深めることができません。

結婚に向けて真剣交際をしているからこそ、最低でも月1~2回は会う時間を作るようにします。

また遠距離で会えた時には、その時間を有意義に過ごせるようにしましょう

月1回のデートなのに、デートプランを立てていなかったり、愚痴や不満ばかりだったりしていては台無しです。

しっかりとプランを立てたうえで、楽しく笑顔で過ごせるようにしてください。

会いに行く回数と費用はお互い負担する

最初の対面デートは、お見合いを申し込んだほうが会いに行くのが基本です。

しかし真剣交際後は、会いに行く回数と費用は2人で負担するようにします。

順番に会いに行ったり、会いに来てくれる回数が多ければ交通費やお土産を用意したり、思い遣りと気遣いを忘れないようにしましょう。

ゴールを決めておく

結婚相談所での遠距離交際は、どうしても長期間になってしまいます。

会う回数が少ないからこそ、時間をかけてお互いのことを知ろうとするためです。

しかしダラダラと真剣交際を続けるのではなく、「〇月頃には成婚できるようにする」というゴールを決めておきましょう。

結婚を見据えた出会いだからこそ、万が一破局となる場合でも早いほうが良いです。

まとめ

結婚相談所でも遠距離交際をすることは可能で、さらに成婚退会をする人もいます。

なかなか会えない距離にいるので、結婚に向けての進展は比較的遅くなってしまいますが、きちんと相手のことが理解できれば遠距離交際でも問題なく成婚できるものです。

自分の住んでいる地域以外にも目を向けるだけで、出会いの数が圧倒的に増えます。

遠距離交際中は、「こまめなコミュニケーション」と「遠距離における負担」に配慮しながら過ごしてください。

会えない時間が愛を育てることもあるので、広い視野で婚活してみましょう。

監修者
細川佑太朗
オンライン結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。
年間400人以上の婚活をサポート。日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する4,211社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2022年・2023年の4期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数4,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
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