結婚相談所は、会員を相互に紹介できる「連盟」というシステムがあります。

結婚相談所に入会している会員数には限りがあるため、連名に加盟して数万人の会員とつながることができるのは大きなメリットとなるでしょう。

ただし連盟も複数あるので、それぞれの特徴を知って自分に合った連盟に入会することが大切です。

今回の記事では、IBJとBIUの違いや向いている人の特徴を紹介します。

これから婚活をスタートする人は、ぜひおすすめの連盟を選ぶようにしてくださいね。

IBJとBIUの違いは？

IBJとBIUのそれぞれの特徴と違いを紹介します。

結婚相談所の連盟の特徴が異なることで、会員の特徴や婚活方法にも違いが出てくるものです。

「なんとなく…」「知人に勧められて…」ではなく、自分自身で向いている連盟を選択しましょう。

IBJ（日本結婚相談所）の特徴

• 会員数　82,154名
• 加盟店　2,102社
• 男女比　4：6
• 成婚率　16%

IBJは結婚相談所の連盟でもっとも会員数が多く、知名度や人気も高いサービスです。

また連盟の中で唯一の東証一部上場の企業であり、他の連盟と比較しても最大手の安心感があるでしょう。

お見合いは毎月3万件以上成立しており、会員同士の成婚率は年間6千名を超えています。

IBJの会員の年齢ボリュームゾーンは30代で、男性の年収は500～600万程度が平均です。

ハイスペックな会員が多いことでも有名なので、安定した生活を希望する人にとって良い出会いが豊富にあります。

またIBJは、唯一システムをアプリ化していることで、気軽に利用できるようになったのも特徴です。

BIU（日本ブライダル連盟）の特徴

• 会員数　52,100名
• 加盟店　1,610社
• 男女比　5：5
• 成婚率　70%以上

BIUは1972年創業で50年以上続く経験と実績のある老舗の連盟です。

直営店はなく、加盟している結婚相談所のカウンセラーが独自にサポートをしています。

老舗の連盟だからこそ培ってきたノウハウや経験豊富な敏腕カウンセラーが多く在籍しているのが特徴です。

カウンセラーが主催する婚活パーティーもあり、多数の人と出会える機会も作ってくれています。

公式HPに掲載されている2018年のデータによると男性の年齢ボリュームゾーンは40代前半です。

また女性の年齢ボリュームゾーンは30代後半となっており、比較的年齢層は高めであることがわかります。

IBJとBIUの違い

IBJとBIUは、どちらの連盟も成婚主義です。

出会いを目的としているわけではなく、成婚を目的として婚約までサポートしてくれます。

どちらも大手で安心して利用できる連盟ですが、それぞれの特徴を比較して「違い」をピックアップしていきます。

会員の人数と年齢層

結婚相談所を選択するうえで、出会いの数と質は最重要ポイントです。

会員数が多いことはもちろんですが、希望している会員層であるかどうかを見極める必要があります。

会員数については、どちらも50,000人を超えているので大きな違いはないでしょう。

会員の年齢層は、IBJは20～30代の若い年齢層が多く、BIUは30代後半以降が多く活動しているのが特徴です。

会員の年齢層が異なることで、会員の年収や結婚観なども変わってくるでしょう。

婚活方法

IBJは、結婚相談所で初めてのアプリシステムを開始したことで、とても便利に婚活ができるようになりました。

アプリの導入により、若い世代にも結婚相談所が身近に感じてもらえるようになり、それが会員数の増加にもつながっています。

一方のBIUは老舗ということもあり、郵送やFAXといった古典的な方法での紹介も残っているため自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。

直営店の有無

IBJは直営店が全国に12店舗ありますが、BIUは直営店を持たずに加盟店のみで運営しています。

直営店はサポートが充実しており、誰が担当になっても同じレベルのサポートを受けることが可能です。

一方の加盟店は、それぞれ加盟店独自の運営方法やカウンセラーの特色があります。

サポートの差や相性が出てきてしまうので、事前に無料相談をして自分に合ったカウンセラーを探す必要があるでしょう。

IBJがおすすめな人

IBJは「真剣に婚活したい」「本気で結婚したい」人におすすめの連盟です。

他の結婚相談所と比較すると、やや料金設定は高いですが、短期間で成婚を目指せばコスパは良いといえます。

「結婚相談所に悩んだらIBJ」と言えるほど、絶対的な安心と信頼があるIBJ。

その中でも、とくにIBJがおすすめな人を紹介します。

若い世代と出会いたい

IBJは比較的若い年齢層が多く入会しているのが特徴です。

さらに便利なアプリ化をしたことで、若い年齢層である20代後半～30代前半の入会が増加傾向にあります。

若い男女の登録が多いので、若い世代と出会いたい人にはおすすめです。

もちろん30代後半以降の会員もいるので、若い年齢の人とマッチングしない場合は、条件を見直していくこともできるでしょう。

徹底したサポートを受けたい人

IBJは、出会いではなく成婚を目的にサポートしてくれます。

また他の結婚相談所と比較しても、サポート体制が充実＆徹底しているのが特徴です。

• 婚活プランの設計
• お相手紹介（条件や価値観の一致から）
• お見合い日程・場所の調整
• お見合いフィードバック
• 交際中の相談対応
• プロポーズ相談対応

今まで婚活がうまくいかなかった方や恋愛経験が少ない方にも向いています。

プロ目線でしっかりアドバイスをしてほしい人は、IBJへの入会がおすすめです。

BIUがおすすめな人

BIUは、会員数も多く、実績も豊富な連盟です。

「老舗」という安心や安定を求めている人は、BIUでの婚活がおすすめ。

ここからは具体的にBIUがおすすめな人を紹介します。

落ち着いた年齢の人と出会いたい

BIUはシニア層に強く、40代後半からの登録が多いため、アラフォー以降の年代におすすめです。

男性会員の9割が35歳以上、女性会員の7割以上が35歳以上となっています。

同じくらいの年齢の人と落ち着いて結婚を見据えた交際をしたいのであれば、素敵な出会いが豊富にあるでしょう。

また若い年代の中で婚活をする自信がない人も、年齢層が高めのBIUの利用がおすすめです。

経験豊富なカウンセラーのアドバイスがほしい

BIUは老舗の連盟ということもあり、いわゆる古典的な「仲人さん」のようにお世話を焼いてくれます。

カウンセラーの年代も高い傾向があり、30～70代ほどと幅広いです。

経験豊富なカウンセラーは、フォローやアドバイスに力を入れています。

最近ではめずらしいお見合い同席をしてくれるなど、手厚いサポートがあるのが魅力です。

経験豊富なカウンセラーから細かいアドバイスをしてほしい人に向いています。

まとめ

IBJとBIUは、どちらも大手連盟の安心と信頼があります。

出会いではなく成婚を目指すというところでは、連名としての目的も似ているでしょう。

IBJとBIUで大きく異なるは、会員の年齢層とサポート体制です。

IBJは若い年齢層が多く、BIUはシニア層が多いので、出会いたい年代や需要のある年代を見極めるようにします。

またアプリで手軽にできるIBJと昔ながらの方法でサポートしてくれるBIU。

どちらも手厚いサポートがありますが、どちらが自分に合っているのかを考慮して選ぶようにしてくださいね。