DINKsとは「Double Income No Kids」の略で、共働きで子どもを持たない夫婦のライフスタイルを指す言葉です。

結婚相談所で婚活をしてDINKs(子なし希望)になる方もいます。しかし今の時代共働きは普通ですが、大半の方は子どもが欲しいと思っています。

よってDINKs(子なし希望)の婚活は決して簡単ではありません。

今回はDINKsの婚活を待ち受ける厳しい現実や、なぜDINKsには結婚相談所がおすすめなのか、他の婚活手段との比較についてまとめました。

結婚相談所の代表として年間400人以上の婚活をサポートしている経験から、本音で解説をします。

記事を最後までチェックすれば、DINKsを実現するためにやるべきことが明確になりますよ。

DINKs(子なし希望)の婚活に待ち受ける厳しい現実

DINKs(子なし希望)の婚活は、決して楽ではありません。

ここでは、DINKsを待ち受ける以下3つの厳しい現実について解説します。

• 最初からDINKsの人は少ない
• DINKsは婚活市場における少数派である
• 特に男性のDINKsはほとんどいない

それぞれ詳しく見てみましょう。

最初からDINKs(子なし希望)の人は少ない

小さい頃から「将来結婚しても子どもはいらないかな」のように考える方は、ほとんどいません。

皆どこかの段階で、何かしらの理由がありDINKs(子なし希望)になります。理由の例は、以下のとおりです。

• 不妊治療の末、子どもを諦めざるを得なかったから
• 婚期が遅れ、妊娠出産が難しくなったから
• 子育てによる経済的な負担が大きすぎるから
• 子育てよりもキャリアアップを目指したいから
• 子育ての自信がないから
• 子どもがそれほど好きではないから

よって大半の婚活者が「子どもが欲しい」と思っているなか、DINKsに共感してくれるパートナーを探す必要があり大変です。

DINKs(子なし希望)は婚活市場における少数派である

DINKs(子なし希望)の割合に関する公的なデータはありません。しかしさまざまな統計データから、DINKsの割合を推測することは可能です。

例えば以下は、結婚持続期間15〜19年の夫婦の出生子ども数の分布です。

増加傾向にあるものの、2021年時点で子どもがいない結婚持続期間15〜19年の夫婦の割合はわずか7.0%に留まります。

DINKsの定義に当てはまる「共働き世帯」に限定すると、割合はさらに減少するでしょう。

DINKsはここ数年急速に認知を拡大しているライフスタイルです。

しかし婚活市場において、圧倒的な少数派であることに変わりはありません。

特に男性のDINKs(子なし希望)はほとんどいない

DINKs(子なし希望)の割合は、男女によって異なります。

以下は婚活者に「結婚後子どもを希望しますか？」と質問した際のアンケート結果です。

男性の方が、子どもを希望する方の割合がわずかに高くなっています。

上記は、結婚相談所利用者に対して行われた調査です。回答者の年齢層が高いため「いいえ」と答えた方の割合が本来よりも高く出ていると推測できます。

実際には、男性の大半が「将来は子どもがほしい」と考えています。これは、女性のように妊娠出産の年齢制限がないことが原因でしょう。

DINKs(子なし希望)の婚活に結婚相談所をおすすめする理由

以下3つの理由から、DINKs(子なし希望)の婚活には結婚相談所をおすすめします。

• 結婚相談所にはお相手候補が数万人いるから
• 結婚相談所は年齢層が高いサービスだから
• 結婚相談所では検索システムで相手がDINKsかどうか確認できるから

各理由について詳しく見てみましょう。

結婚相談所にはお相手候補が数万人いるから

結婚相談所は日本に4,000社以上あります。そして各結婚相談所が「連盟」に加盟しており、連盟間で会員を共有しています。

例えば日本最大の結婚相談所連盟IBJの会員数は、約90,000人です。

婚活者のなかでDINKs(子なし希望)は少数派です。しかしお相手候補の母数が多ければ、DINKsの考え方に共感してくれるパートナーを見つけられる可能性も高くなります。

一方、街コンや婚活パーティーでは、参加者のなかにDINKsが1人もいないなんてことも珍しくありません。

そして少数派であるが故に「DINKs限定」のような街コンや婚活パーティーも開催されていません。

関連記事：結婚相談所の連盟一覧8社！ルールや会員数、男女比などの違いを徹底比較

結婚相談所は年齢層が高いサービスだから

年齢が高くなればなるほど、DINKs(子なし希望)を希望する方は増えます。これは記事前半でお伝えした「DINKsになる理由」からも明らかです。

そして結婚相談所は、数ある婚活手段のなかで最も年齢層が高いサービスです。

結婚相談所利用者の年齢は、男女ともに30〜40代がメインとなっています。

よって結婚相談所は、他の婚活手段と比べてDINKsの方が多い選択肢であると言えるでしょう。

実際に結婚相談所利用者の男性21.7%、女性25.2%が子どもを希望しない(DINKsに近い考え方を持つ)という調査結果もありました。

関連記事：結婚相談所は何歳からの利用者が多い？年齢層の割合を比較！

結婚相談所では検索システムで相手がDINKs(子なし希望)かどうか確認できるから

結婚相談所では、マッチングアプリのような検索システムを使ってお相手を探します。そして検索システムには「子どもを希望するかどうか」が明記されています。

よって結婚相談所では、事前に相手がDINKs(子なし希望)か否かを確認した上でのアプローチが可能です。

仲を深めたあとに、勇気を出して「そういえば子どものことなんだけど…」と切り出す必要もありません。

また交際数ヶ月後に相手が子どもを欲しがっていると判明して落ち込むこともありません。

たしかにマッチングアプリでも「子どもが何人欲しいか」をプロフィール欄に記載することはできます。

しかしマッチングアプリは年齢層が低く、そもそもDINKsを希望する方がほとんどいません。

DINKs(子なし希望)にとって結婚相談所と他婚活手段はどちらが有利？

DINKs(子なし希望)におすすめの婚活手段は、結婚相談所です。しかし他の婚活手段が気になっている方もいるでしょう。

そこで、以下3つの婚活手段と結婚相談所、どちらがDINKsに適しているのかをまとめました。

• マッチングアプリ
• 婚活パーティー
• 街コン

1つずつ詳しく解説します。

マッチングアプリとの比較

マッチングアプリは、数ある婚活手段のなかで、最も利用者の年齢層が低い選択肢です。マッチングアプリによって年齢層はわずかに異なりますが、大半は20代がメインです。

年齢が上がれば上がるほど、DINKs(子なし希望)を希望する方は増えます。よってマッチングアプリよりも結婚相談所の方がおすすめです。

マッチングアプリは、最もメジャーな婚活手段です。利用者数は多いですが、結婚相談所のような連盟の仕組みはありません。

よって実質的なお相手候補の数は、結婚相談所の方が多いと言えるでしょう。

関連記事：本気ならマッチングアプリと結婚相談所はどっちがいい？両者を比較＆併用はアリかを解説

婚活パーティーとの比較

婚活パーティーには、一度に数十名の方が参加します。また1人と数分間ずつ、1対1で話す機会が設けられます。

結婚願望のある人が参加する婚活手段という意味では、婚活パーティーもおすすめです。

しかし参加者のなかにDINKs(子なし希望)を希望する方がいない可能性は十分あり得ます。また1対1で話すのは数分間なので、子どものことなど踏み込んだ話までできないかもしれません。

一方結婚相談所の場合は、DINKsを希望する方にだけアプローチができます。またマッチング後のお見合いでは、1対1で1時間以上じっくり会話ができます。

よって婚活パーティーよりも、結婚相談所の方がおすすめです。

関連記事：本気なら結婚相談所と婚活パーティーどっちがいい？併用の是非や両者のメリット・デメリットを解説

街コンとの比較

街コンは婚活パーティーと似ていますが、婚活パーティーよりも結婚願望が低い方が参加します。

また参加者の年齢層も、それほど高くありません。マッチングアプリよりは年齢層が高いですが、20代後半〜30代前半が中心でしょう。

よって以下3つの理由から、街コンよりも結婚相談所の方が、DINKs(子なし希望)の婚活におすすめです。

• 年齢が上がれば上がるほどDINKsが増える
• 1対1でゆっくり話ができない
• そもそも参加者にDINKsがいない

以上からDINKsの婚活には、マッチングアプリでも婚活パーティーでも街コンでもなく、結婚相談所をおすすめします。

関連記事：結婚相談所と街コンの違いを結婚率・本気度・かかる費用で比較＆どっちがいいのかを解説

DINKs(子なし希望)の婚活で気をつけるべきこと

DINKs(子なし希望)の婚活では、以下2つのことに気をつけてください。

• DINKsであることを隠さない
• あなたや相手の考えが途中で変わる可能性もある

1つずつ詳しく解説します。

DINKs(子なし希望)であることを隠さない

「DINKs(子なし希望)だとバレたら相手が離れていっちゃうかも」のように考える方もいるでしょう。

たしかに相手が子どもを欲しがっている場合、あなたがDINKsだと分かると、交際はうまくいきません。

しかしだからといって、DINKsであることを隠すべきではありません。隠して交際がうまくいかなければ、お互いに時間を無駄にするだけです。

結婚相談所では、子どもが欲しいかどうかをプロフィールに記載できます。この機能を活用して、DINKsに共感してくれるパートナーを探しましょう。

あなたや相手の考えが途中で変わる可能性もある

人の考えは、その時々によって変わります。DINKs(子なし希望)も例外ではありません。

今のあなたがDINKsでも、数ヶ月後・数年後には考え方が変わっているかもしれません。パートナーに対しても同じことが言えます。

例えば「転職をして自分の時間ができて子育てをしたいと思うようになった」なんてこともあるでしょう。

「今DINKsだから一生DINKsでなければならない」と固執するのではなく、その時々で柔軟に考えましょう。

そういった意味でも、DINKsからそうでない人までさまざまな会員が在籍している結婚相談所は、おすすめの選択肢です。

まとめ

DINKs(子なし希望)の婚活を待ち受ける厳しい現実や、なぜDINKsには結婚相談所がおすすめなのか、他の婚活手段との比較について解説しました。

DINKsの婚活は、決して楽ではありません。しかしそのなかでも最適な選択肢が結婚相談所です。

結婚相談所は、他の婚活手段と比較すると、同じくDINKsの方がたくさんいます。

早速気になる結婚相談所を探して、婚活の第一歩を踏み出してみましょう。

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