
年間400人以上の婚活をサポート。日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する4,211社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2022年・2023年の4期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数4,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
「結婚相談所での婚活を考えているけど、『成婚』ってよく聞くけど、いまいち意味が分からない…」 「『成婚』と『結婚』って同じじゃないの?成婚料を払った後に別れたらどうなるんだろう?」
真剣に結婚を考え、結婚相談所の利用を検討しているあなたなら、一度はこんな疑問や不安を感じたことがあるのではないでしょうか。
結婚相談所には「成婚」という独自のゴール設定があり、これを正しく理解しておくことは、後悔しない婚活のために非常に重要です。
この記事では、結婚相談所における「成婚」の定義から、一般的な「結婚」との違い、成婚料、そして成婚退会後の流れや万が一の破談リスクまで、専門家の視点から分かりやすく解説します。
この記事を読めば、「成婚」に関するあなたの疑問や不安が解消され、安心して結婚相談所での活動をスタートできるはずです。
結論「成婚」とは結婚の約束をすること
結論から言うと、結婚相談所における「成婚」とは、お互いが「この人と結婚したい」という意思を固め、結婚の約束をすることを指します。
法的に夫婦となる「入籍」とは異なり、あくまで「結婚の約束が成立した段階」がゴールとなります。この約束が成立した時点で相談所を卒業(退会)するため、「成婚退会」と呼ばれます。
結婚相談所における「成婚」の定義
多くの結婚相談所では、「成婚」を「婚約」とほぼ同じ意味で捉えています。具体的には、以下のような状態が「ご成婚」と見なされます。
- プロポーズをして、相手から承諾を得た
- お互いの両親に挨拶を済ませ、結婚の同意を得た
- 結婚を前提とした同棲を開始した
- 宿泊を伴う旅行や婚前交渉があった(※相談所による)
重要なのは、「成婚」の定義は結婚相談所やその連盟によって異なるという点です。入会前には、あなたが検討している相談所の「成婚の定義」を必ず確認しましょう。
一般的な「結婚」との意味の違い
「成婚」と「結婚」は、似ているようで明確な違いがあります。
- 成婚 お互いの結婚の意思が固まった状態(=婚約)。まだ法的な夫婦ではありません。結婚相談所での活動のゴール地点です。
- 結婚 婚姻届を役所に提出し、法律的に夫婦として認められた状態。社会的な責任や権利が発生します。
つまり、結婚相談所での「成婚」は、一般的な「結婚」に至るまでの通過点と考えると分かりやすいでしょう。成婚退会後に、二人で準備を進めて「結婚(入籍)」という次のステップへ進むことになります。
「婚約」との法的な効力の違い
結婚相談所における「成婚」は、実質的に「婚約」と同じ状態です。
法的な観点から見ると、「婚約」は口約束でも成立する契約の一種とされています。そのため、正当な理由なく一方的に婚約を破棄した場合、相手から慰謝料などの損害賠償を請求される可能性があります。
結婚相談所の「成婚」もこれに準ずるため、成婚退会は「結婚に向けて真剣に進んでいく」という重い約束であることを理解しておく必要があります。
結婚相談所・連盟による成婚定義の違い
「成婚」の定義は、すべての結婚相談所で同じではありません。特に、どの結婚相談所連盟に加盟しているかによって、ルールが大きく異なります。ここでは、主要な連盟の成婚定義をご紹介します。
なお明確に公開していない連盟もあるため、各相談所に具体的に確認が必要です。
IBJ(日本結婚相談所連盟)の成婚定義
国内最大級の会員数を誇るIBJでは、成婚の定義が比較的厳格に定められています。
- 結婚の口約束
- プロポーズ
- 両親への挨拶
- 婚前交渉
- 宿泊、または宿泊に準ずる旅行
- 同棲、または同棲の約束
- 交際期間が6ヶ月を経過した場合
特に「婚前交渉」や「宿泊」が発覚した時点で、二人に結婚の意思がなくても「成婚」と見なされ、成婚料を支払って退会となるルールはIBJの大きな特徴です。これは、会員が真剣に婚活に取り組むための規律として設けられています。 (参考:日本結婚相談所連盟(IBJ)公式サイト)
コネクトシップの成婚定義
コネクトシップは、パートナーエージェントやゼクシィ縁結びエージェントなどが利用するプラットフォームです。
コネクトシップ自体には厳密な成婚の定義はなく、加盟している各相談所のルールが適用されます。一般的には、「お互いが結婚の意思を固め、双方の相談所に報告し、退会届を提出した時点」を成婚とするケースが多いです。
SCRUM(TMS)の成婚定義
全国結婚相談事業者連盟(TMS)が運営するSCRUMでは、成婚の定義は具体的にネットには公開されているものがないようでした。
NNR(日本仲人連盟)の成婚定義
NNR(日本仲人連盟)は以下定義を採用しています。
- 交際している 2 人が、結婚すると決めることが成婚です。
結婚すると決める=本人たちの良いタイミングで退会というイメージになります。
JBA(日本結婚相談協会)の成婚定義
JBA(日本結婚相談協会)の成婚の定義は具体的にネットには公開されているものがないようでした。
一般的にはIBJはプロポーズまでにしっかりサポートする連盟と言われており、その他の連盟はおつきあい後、各々のタイミングで退会される方が多いと言われています。
このように、連盟によって成婚の定義は様々です。
入会を検討する際はカウンセラーにしっかりと確認することが大切です。
成婚退会の手続きと具体的な流れ
「成婚」が決まったら、いよいよ「成婚退会」の手続きに進みます。ここでは、プロポーズから退会、そして入籍までの一般的な流れを解説します。
なお具体的には相談所によって異なるため、それぞれの相談所に確認をしましょう。
プロポーズから成婚報告までの期間
プロポーズが成功し、お互いの結婚の意思が固まったら、できるだけ速やかに(通常は1週間以内)、担当カウンセラーに報告するのがマナーです。
この報告をもって、相談所側も成婚退会の準備を開始します。嬉しい報告は、お世話になったカウンセラーへ一番に伝えましょう。
成婚退会のタイミングと手続き方法
成婚報告後、担当カウンセラーと面談などを行い、正式な手続きに進みます。
- カウンセラーへ成婚の報告
- 退会手続きの案内を受ける
- 成婚退会届を提出する
- 成婚料を支払う
これらの手続きが完了した時点で、**正式に「成婚退会」**となり、結婚相談所での活動はすべて終了します。
成婚退会後の入籍までの平均期間
成婚退会はゴールではなく、結婚生活への新たなスタートです。退会後、入籍までは一般的に3ヶ月~6ヶ月ほどの期間をかけて、二人で準備を進めていきます。
- 両家への挨拶
- 両家の顔合わせ・結納
- 婚約指輪・結婚指輪の購入
- 新居探し・引っ越し
- 結婚式場の検討・予約
- 入籍(婚姻届の提出)
成婚退会後は相談所のサポートがなくなるため、二人で協力して計画的に進めていくことが大切です。
成婚退会後の破談リスクと対策
「成婚料まで払ったのに、もし破談になったらどうしよう…」という不安は、多くの方が抱くものです。ここでは、そのリスクと対策について解説します。
成婚退会後の破談確率と主な理由
結婚相談所を通じた成婚の場合、IBJなどはカウンセラーのサポートのもとで価値観のすり合わせを行っています。
結婚率の具体的なデータはないですが、成婚退会後の破談確率は非常に低いと言われています。
しかし、残念ながらゼロではありません。破談に至る主な理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 金銭感覚の違い 貯金額やお金の使い方など、具体的な話になったときに価値観のズレが発覚する。
- 家族・親族との相性 両親への挨拶後、親から結婚を反対されたり、親族との関係がうまくいかなかったりする。
- 結婚後の生活への意見の食い違い 住む場所や仕事の継続、子どものことなど、具体的な将来設計で意見が合わない。
- マリッジブルー 結婚を目前にして、本当にこの人で良いのかと不安になってしまう。
破談を避けるための交際中の確認リスト
成婚退会後の破談を防ぐためには、真剣交際中に結婚後の生活について具体的な話し合いをしておくことが何よりも重要です。以下の項目は、必ず確認しておきましょう。
- お金のこと お互いの収入や貯金、お金の使い方、家計の管理方法など。
- 仕事のこと 結婚後も仕事を続けるか、キャリアプランはどう考えているか。
- 住まいのこと どこに住みたいか、どちらかの地元に住むのか、新しく探すのか。
- 子どものこと 子どもは欲しいか、何人くらい欲しいか、教育方針など。
- 家事の分担 お互いの得意・不得意を考慮し、どのように分担したいか。
- 家族とのこと お互いの両親や兄弟との付き合い方、将来的な介護の問題など。
これらのデリケートな話題も、カウンセラーに相談しながら上手に話し合いを進めるのが、結婚相談所を利用する大きなメリットです。
もし破談・別れたい場合の対処法
万が一、成婚退会後に破談になってしまった場合、基本的には当事者同士で解決することになります。
成婚退会は「婚約」と同じ意味合いを持つため、一方的な破棄はトラブルの原因となります。まずは冷静に二人で話し合いの場を持つことが大切です。
また、支払った成婚料は、原則として返金されません。これは、結婚相談所が「成婚(=結婚の約束)」という成果に対してサービスを提供した対価だからです。
正当な理由なく婚約を破棄した側は、相手から慰謝料を請求される可能性もあるため、成婚退会は慎重に決断する必要があります。
結婚相談所の成婚料に関するFAQ
最後に、費用に関するよくある質問にお答えします。
成婚料の料金相場と支払いタイミング
成婚料の相場は、5万円~30万円程度と相談所によって幅があります。一般的に、サポートが手厚い仲人型の相談所ほど高くなる傾向にあります。
支払いタイミングは、成婚退会届を提出する際、またはその前後が一般的です。
成婚料は誰が払う?男性・女性の負担割合
成婚料は、男性・女性それぞれが、自身が所属する結婚相談所に支払うのが基本ルールです。
ただし、カップルによっては話し合いの上で、男性側が多く負担したり、全額を負担したりするケースもあります。これはあくまで二人の間の合意事項であり、相談所への支払いは各自が行います。
成婚料を払わない場合のペナルティ
成婚の事実を隠して退会したり、成婚料の支払いを拒否したりすることは、契約違反にあたります。
この場合、違約金として成婚料相当額(またはそれ以上)の金額を請求されることがほとんどです。特にIBJのように「婚前交渉=成婚」と定義している連盟では、ルール違反が発覚した場合、厳しいペナルティが課せられます。
誠実に活動することが、結果的にスムーズな成婚への一番の近道です。
成婚しやすい人の特徴
結婚相談所でスムーズに成婚退会していく人には、いくつかの共通点があります。
目標を明確に持ち活動できる
「1年以内に結婚する」「3ヶ月以内に真剣交際に入る相手を見つける」など、具体的な目標と期限を決めて活動している人は、行動にメリハリが生まれ、結果につながりやすいです。
カウンセラーのアドバイスを素直に聞く
婚活のプロであるカウンセラーのアドバイスを素直に受け入れ、実践できる人は、自分では気づかなかった改善点を見つけ、早く成長できます。客観的な視点を取り入れることが成婚への近道です。
相手への条件に固執しすぎない
年収や学歴、年齢などの条件も大切ですが、それに固執しすぎると出会いの幅を狭めてしまいます。条件を柔軟に見直し、相手の内面や人柄を重視できる人は、素敵なご縁に恵まれやすい傾向があります。
まとめ
今回は、結婚相談所における「成婚」について、その定義から退会後の流れ、注意点まで詳しく解説しました。
- 結婚相談所の「成婚」とは、結婚の約束をすることであり、法的な「結婚(入籍)」とは異なる。
- 成婚の定義は相談所や連盟によって違うため、入会前の確認が必須。
- 成婚退会はゴールではなく、結婚生活へのスタート。退会後の入籍までは平均3~6ヶ月。
- 破談を防ぐには、交際中に結婚後の生活についてしっかり話し合うことが最も重要。
- 成婚料は成功報酬であり、原則返金されない。支払わない場合はペナルティがある。
「成婚」という言葉の意味を正しく理解し、システムの仕組みを知ることで、結婚相談所への不安は大きく軽減されたのではないでしょうか。
正しい知識を身につけ、カウンセラーと二人三脚で活動すれば、あなたもきっと素敵なパートナーと「成婚」というゴールを迎えられるはずです。
年間400人以上の婚活をサポート。日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する4,211社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2022年・2023年の4期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数4,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
