結婚相談所の真剣交際で破局は起こる。原因と対策とは?

監修者
細川佑太朗
オンライン結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。年間200人以上の婚活をサポート。 2022年には、日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する3,362社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数3,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
ほそゆうのプロフィール

・結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。2022年前半は男女130人以上をサポート
・【登録者1600人突破】Youtubeチャンネル「ほそゆう婚活ちゃんねる」
・経歴:東北大→NTTデータ→大手コンサルファーム→婚活サービス企業経営


結婚相談所では、仮交際→真剣交際→成婚とステップが進んでいきます。

しかし真剣交際をすれば成婚できるわけではなく、真剣交際で破局してしまう人も多いです。

結婚相談所の会員の中には、何度も真剣交際と破局を繰り返してしまう人もいるでしょう。

結婚を見据えて真剣交際していた人と破局してしまう原因は?
真剣交際で破局しないための対策は?

そこで今回は、真剣交際で起こる破局の原因と対策を紹介します。

スムーズな婚活をするためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

真剣交際での破局は起こる

真剣交際に進めば、そのまま成婚まっしぐら!と思っていませんか?

実は真剣交際での破局は起こり得ることです。

真剣交際に進んだからといって油断しないように気をつけましょう。

真剣交際とは?

結婚相談所では、お相手探し→お見合い→仮交際→真剣交際→成婚とステップが進みます。

仮交際は複数の人と同時進行することができますが、真剣交際は1対1の結婚を前提とした交際です。

おおくの結婚相談所では真剣交際の期間は3か月と設定しているので、そこでお互いに結婚の意思が確認できれば成婚退会となります。

真剣交際でも破局してしまう?

仮交際で「この人なら結婚できる」と思って真剣交際に進んでも、結果的に破局してしまうことはあります。

真剣交際から成婚できる確率は6~8割とされているため、破局の割合は2~4割ということです。

半数以上は成婚に至っていますが、少なくとも5組に1組は破局してしまうということがわかります。

破局が起こる原因

結婚後の生活に対する考えの違い

真剣交際に入ると、結婚に向けて話し合う機会が多くなります。

その中で結婚後の生活に対する考えの違いが増えていくことで、別れという決断に至ることが多いです。

「私は仕事を続けたいけど、相手は専業主婦希望だった」
「僕はすぐにでも子どもがほしいけど、相手は当分いらないようだ」
「どうしても実家の近くに住みたいけど、相手との折り合いがつかなそう」

このような相違は結婚後に埋めることができずに後悔することになるので、真剣交際の時点で破局となってしまいます。

金銭感覚の違い

真剣交際中に、金銭感覚の違いに気づくことがあります。

結婚をすれば同じ家計となるため、金銭感覚の違いは大きな価値観の違いになってしまうでしょう。

お金遣いが荒かったり、反対に過剰に節約しすぎていたり…交際中に気になる小さなことは、結婚後は大きな亀裂になりかねません。

そこで金銭感覚の違いを感じたら、真剣交際中に別れを選択してしまうのです。

どうしても許せないことがあった

真剣交際をしていて、「どうしても許せないこと」が一つでもあれば破局を迎えてしまいます。

それは相手の容姿や性格に関することかもしれません。

また真剣交際中に発覚した事実を受け入れられないこともあるでしょう。

たった一つのことであっても、それを一生請け負うことになると考えると耐えられなくなってしまうのです。

不誠実な態度が見られた

結婚を前提に交際しているにも関わらず、相手に対して不誠実な態度が見られると別れることになってしまいます。

結婚の意欲が低かったり、他の婚活サービスで相手探しを継続していたり…そんな人と前向きに結婚する気持ちにはなれませんよね。

真剣交際に進んだことで気が緩み、急に態度が変わってしまう人もいるでしょう。

結婚前の不安定な期間に不誠実な態度が見られてしまうと、マリッジブルーになってしまうこともあります。

どんどん気持ちがマイナスになってしまうことで、最終的に破局してしまうのです。

相手への要求ばかり

結婚をするためには、お互いに譲り合うことも必要です。

すべてが自分の理想通りであることはないため、妥協したり努力したりしながら折り合いをつけます。

しかし中には、「こうしてほしい」「ここは嫌だ」と要求や文句ばかりの人もいるでしょう。

そうすると結婚に踏み切ることがでできず、相手も疲れてしまうので破局を迎えてしまうのです。

心変わり

真剣交際をしている中で、少しずつ相手への好意が薄れてしまうことがあります。

仮交際中は素敵な人に思えても、実際に真剣交際をしてみると結婚に踏み切れなくなってしまうのです。

どんなに条件が良くても好きという気持ちがなくては結婚はできないため、別れを選択してしまうでしょう。

家族に反対された

本人同士が納得していても、家族に反対されてしまうこともあります。

家柄や職業、また生い立ちなどを気にする両親もいるかもしれません。

結婚は家族との結びつきでもあるため、家族に反対されると結婚に進むことができないでしょう。

破局を防ぐ方法

真剣交際前にできる破局を防ぐ方法

真剣交際で破局しないためには、真剣交際の前段階でしっかり相手のことを確認することが大切です。

お見合いや仮交際中は、相手にどこまで踏み込んで良いのかと躊躇してしまうこともあるでしょう。

しかし後悔しないためにも最低限の確認はしていくようにしてください。

結婚後の生活について話し合う

仮交際中に結婚後の具体的な生活について話し合うようにします。

・仕事は?
・住まいは?
・子どもは?
・家事の役割分担は?
・お金の管理は?
・両親との付き合い方は?

結婚後の生活についての考え方にズレがあると、結婚生活はうまくいかなくなってしまいます。

踏み込んだ話に思えるかもしれませんが、結婚前提の交際に進むうえでは避けられないことでもあるでしょう。

自分の譲れない部分と相手の譲れない部分に相違がないか確認するようにしてください。

金銭感覚を確認する

仮交際中にお金の話はしにくいかもしれませんが、金銭感覚はしっかり確認しておきましょう。

たとえば年収が800万円であっても貯金が0円の人もいれば、年収が300万円でも貯金が1,000万円の人もいます。

どちらが良いかは個人の価値観にもよりますが、納得して真剣交際に進まなければ後悔してしまうものです。

浪費家なのか?節約家なのか?どんなことにお金をかけるのか?仮交際中の会話で聞き出すようにしてください。

家族や友人に話しておく

仮交際中の段階では、まだ家族や友人に紹介する段階ではありません。

ただし「こんな人と結婚を前提にお付き合いしようと思う」ということは話しておくと良いです。

その段階でNGという話が出れば、何かしらの解決策を見つけることができます。

条件だけでもOKをもらっておけば、真剣交際に入った時に紹介しやすくなるでしょう。

隠し事がないか確認する

結婚相談所は入会審査が厳しいので、ある程度のプロフィールは嘘偽りなく記載されています。

しかしプロフィールに記載されていない隠し事などがあることも考えられるでしょう。

借金や病気 両親との同居や親族のこと 自分のコンプレックスなど

真剣交際中に破局を防ぐ方法

真剣交際に入ってからも破局しないための努力は大切です。

結婚間近だと安心せずに、成婚に向けてしっかり活動を続けるようにしましょう。

安心しすぎない

仮交際から真剣交際に進むと安心しすぎてしまい、相手へのケアを怠ってしまうことがあります。

また反対に真剣交際になった途端に、束縛や嫉妬が過剰になってしまうこともあるでしょう。

しかし基本的には、仮交際から大きく態度を変えてしまうのは良くないことです。

二人の距離を縮めていくのは良いですが、適度な距離を保ちながら心のケアをするようにしましょう。

この時期にマリッジブルーになってしまうこともあるので、連絡はマメに取りながら不安を取り除いていけるようにしてください。

結婚に向けて活動する

真剣交際は基本的に3か月という期間が設けられているので、この3か月で結婚に向けて活動をします。

たとえば結婚式の日取りや場所を決めたり、指輪の準備をしたりしましょう。

住む場所も探し始めて、お互いの家族や友人への挨拶も済ませておくと良いです。

何もしないでいると少しずつ気持ちが冷めてしまうこともあるため、「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように早めに準備に取り掛かるようにしてください。

トラブルは解決する

もしトラブルや問題が起こったのであれば、お互いに向き合って解決するようにしましょう。

結婚をすれば何かしらのトラブルは起こるものです。

それを乗り越えられる夫婦になるためにも、今のうちから解決できる体制を整えてください。

たとえば奨学金やローンや借金があったり、病気があったり…どんなことも曖昧なままにしないようにしましょう。

カウンセラーに相談する

真剣交際中は、少しでも不安なことがあれば専任カウンセラーに相談します。

当事者よりも第三者の冷静な視点で意見をもらうほうが適切でもあるでしょう。

またカウンセラーは、何度も成婚へ導いている結婚のプロなのでアドバイスにも説得力があります。

自分だけで判断せずに、カウンセラーに相談することで良い方向へと進んでいくのです。

相手の立場を理解する

結婚前提に交際をしていると、どうしても「こうしたい」「こうなりたい」という自分の理想が先に出てしまいます。

しかし相手にも同じように理想があったり、立場や考えがあったりするでしょう。

なんでも自分のことばかり押し付けるようなことはせずに、相手のことを理解してください。

基本的な思い遣りや優しさは結婚生活にも必要なことなので、真剣交際中でも忘れないようにしてください。

破局した後はどうなる?

真剣交際に入ると「もう結婚まで一直線!」という気持ちになりますよね。

そのため真剣交際中に破局すると不安や絶望でいっぱいになるでしょう。

しかし真剣交際で破局して復縁することは、ほぼありえないことです。

そのため破局した相手のことは引きずらずに、まずは気持ちを切り替えてください。

真剣交際が解消された場合は、通常の活動状態に戻るので、お見合いや仮交際ができるようになります。

もし反省点や改善点があれば見直しながら、次のお相手を探すようにしましょう。

まとめ

結婚相談所で真剣交際では、2~4割のカップルが破局してしまいます。

真剣交際に進んだからといって安心していいわけではなく、むしろ油断することなく相手と向き合うことが大切です。

真剣交際で破局しないためには、仮交際中の段階で相手のことを深く知る必要があります。

また真剣交際中も相手の心のケアをしながら、結婚に向けて活動するようにしましょう。

真剣交際⇔破局を繰り返さないように、今できることを全力で実施するようにしてくださいね。

監修者
細川佑太朗
オンライン結婚相談所「ウェルスマ」代表カウンセラー。年間200人以上の婚活をサポート。 2022年には、日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する3,362社の中で優秀な成婚者数実績を残し、2期連続でアワードを受賞いたしました。 登録者数3,000人越えのYouTubeチャンネル「ほそゆう婚活大学」も話題沸騰中。 男女双方から聞いてきた“異性へのホンネ”をもとに、あなたを成婚へ導きます。
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